歯周病とはどんな病気でしょう
口の中の2大疾患といえば”むし歯”と”歯周病”です。
歯周病は最も多い感染症としてギネスブックに記録されています。
歯周病とは放っておくと歯を失ってしまう、歯ぐきと歯を支える骨(歯槽骨)の病気です。
健康な状態は、歯槽骨が歯茎の表面から1~3mmのところにあり、歯の根をしっかりと支えています。
歯周病のなり始めは、歯茎に炎症が起きます。いわゆる”歯肉炎”と呼ばれる段階です。
歯肉炎はまだ歯槽骨は健康なので、この時点で治療をすれば元の健康な状態に戻ります。
しかし、歯肉炎は痛みを伴わず、放っておくと悪化して”歯周炎”になり、歯槽骨が溶けていき、同時に歯茎もやせていきます。そうなると歯を支えられなくなって、歯が動き出し始め、最後は抜けてしまいます。